結婚式は、多くの場合一組のカップルで生涯一度きりしか行われません。そんな大切な結婚式で、どのような髪型にすればいいのかわからないと悩んでしまうカップルは非常に多いです。一般的に多く採用される髪型はどのようなものか。また、新婦はともかく新郎の髪型はプロに依頼するものなのかについて、詳しく解説してきます。
ウェディングドレスにはどんな髪型がいい?
ウェディングドレススタイルの結婚式をする場合、一般的に挙式・披露宴・お色直しと新婦は3回ヘアスタイルを変えるチャンスがあります。ただ、必ずしもすべてのタイミングでヘアスタイルを変える必要はありません。新婦によっては、挙式と披露宴は同じヘアスタイルで、お色直しのときだけ髪型を変えて合計2階で済ませるケースもあります。
・挙式の定番アップスタイル
挙式の定番の髪型は、やっぱりアップスタイルです。クラシカルな髪型ながらも、まとめ方によって、清楚な雰囲気からゴージャスで華やかな印象まで、好みやドレスに合わせてアレンジしやすいのも特徴です。また、ティアラやコサージュといったアクセサリーとの相性も抜群です。
・披露宴の定番はサイドアップとダウンスタイル
クラシカルなアップスタイルにくらべ、華やかな印象を与えやすいことで人気が高いのがサイドアップスタイルです。簡単に巻紙をサイドで留めるだけでも綺麗に見せることができるのでおすすめです。
また、華やかな印象ではなくナチュラルで大人っぽく落ち着いた印象を与えたいときには、ダウンスタイルもおすすめです。アクセサリーや花冠などの小物類との相性も良く、アレンジもしやすいです。また、全体を緩くウェーブさせることでラグジュアリーな雰囲気を醸し出させることもできます。
和装にはどんな髪型がぴったり合うのか?
和装の場合は、洋装と全く異なった髪型になります。伝統的な髪型から最近の流行などについてご紹介します。
・文金高島田
和装で白無垢の衣装を着るときの髪型です。文金高島田は、未婚女性の象徴であるともされており、古来から上品で雅な髪型として愛されてきました。本格的にセットしたい場合は、鬢付け油を使って、しっかりと結ってもらう必要があります。ただ、近年では披露宴などで髪型を変更することが増えています。鬢付け油を使うと何かと不都合が多いからです。
そのため、髪型を変更する場合は、カツラを使用して文金高島田に仕上げるという花嫁が増えています。ただ、カツラではなくしっかりと結った文金高島田は、非常に存在感のある髪型となります。
・新日本髪
文金高島田を見本として、結いやすくした髪型です。鬢付け油を試用せずに簡単にセットすることができるので、披露宴で髪型を変える場合でも気軽に結うことができるようになりました。
・洋風なアップスタイル
あえてアップスタイルにして、ギャップを楽しむ花嫁も増えています。ただ、この場合は白無垢でするヘアスタイルというよりも、披露宴のお色直しなどでカラフルで華やかな和装スタイルに合わせることができる髪型です。
新郎は髪型のセットは自分でする?依頼する?
ここまで、結婚式での女性の髪形についてご紹介させていただきました。ただ、結婚式の準備をしていくうえで、男性の髪型はどうすればいいの?と感じているカップルは非常に多いです。
実の所、男性の場合はあまり髪型に対して決まりごとはありません。普段からしている髪型で十分としているケースが多いです。ただ、せっかくの晴れ舞台です。ある程度は髪型を整えておくほうが良いでしょう。髪型をビシッと決めるだけでも、気分を盛り上げることができます。
結婚式では、より爽やかな印象を与えるために、長髪であっても髪を短く切って結婚式に臨む男性が多いです。さっぱりとした気分で結婚式を迎えたいという気持ちが現れるようです。また、髪型をセットする際には、普段からセットに慣れているのであれば、自分でしても問題ありません。
ただ、少しでも不安がある場合は式場にヘアメイクを依頼しても良いでしょう。男性のヘアメイクの場合、女性のヘアメイクとセットになっていることもありますが、別料金の場合は5,000円前後でセットしてもらうことができます。自分で髪型をセットして失敗してしまうよりも、少しの費用を出して専門家にセットしてもらった方が安心感が高いです。
衣装にあった素敵な髪型で結婚式を挙げよう
基本的にはどのような髪型であっても結婚式を挙げることは可能です。ただ、ウェディングドレスであっても、白無垢であっても定番と呼ばれる髪型は、やはり見栄えが良いです。自分のお気に入りの髪型にしたい場合は、挙式後の披露宴やお色直しの際に挑戦してみてもいいかもしれませんね。
また、男性の場合は定番と呼ばれるような髪型はありません。しかし、結婚式は一生に一度の晴れ舞台です。ヘアメイクのプロに髪型のセットを依頼してもいいかもしれません。新郎新婦共にビシッと決まった髪型で最高の結婚式にしましょう。