結婚式にはつきものの新郎新婦のプロフィール。お互いの相手を知ってもらうためにも必要ですが、日本人は自己紹介を苦手とする人が多い傾向にあります。どんな内容でお互いを紹介するプロフィールを作ればいいのか、項目や用意の仕方など、主なポイントをチェックしておきましょう。印刷をする場合には、早めに内容を決めてしまうのがおすすめです。
結婚式では新郎新婦のプロフィールを用意するのが定番
招待客に親切なプロフィール
結婚式は新郎と新婦、それぞれの家族や知人が集まるため、招待された相手側については知らないゲストも少なくありません。お祝いにかけつけてくれたゲストに、パートナーとなる相手を紹介するためにも、プロフィールは用意した方がいいでしょう。
一般的には、結婚式の後の披露宴や食事会で見てもらえるようにします。最近ではムービーで紹介をするカップルもいますが、その場合でも、紙のプロフィールは用意した方がいいでしょう。
ゲストの手元に残るものなので、お祝いに来ていただいた御礼のメッセージを添え、新居の案内も掲載しておけば、ゲストもふたりが新しく住む場所がわかります。
席次表やメニューと合わせているパターンが多い
プロフィールは単独で作るだけでなく、他のペーパーアイテムと組み合わせるパターンもあります。例えばメニューと合わせて、見開きのカードの片方にメニュー、片方にプロフィールというレイアウトも便利です。このレイアウトなら、披露宴会場で席に座ったゲストが、メニューの確認をする時にプロフィールを目にすることになります。
席次表と合わせてもOK。席次表の場合は観音開きやZ折になった大きめの紙で、片面に席次表、もう片面にプロフィールといったデザインなどがあります。
もちろん単独で用意しても大丈夫です。タブロイド紙風など、ユニークなデザインで作りたい人にもおすすめです。
基本的なプロフィール項目とは
まず始めに新郎新婦の基本情報が必要
新郎新婦のいずれかを全く知らない人も少なくないので、名前や生年月日など、新郎新婦の一般的な基本情報が必要です。プロフィールの項目を中央にして、左右を新郎と新婦の回答で埋める3列のレイアウトが一般的です。
プロフィールを掲載するスペースを考慮して、プロフィールの項目数の目安を考えておきましょう。新郎新婦の顔写真を載せるカップルもいます。普段の写真を使う方法だけでなく、出会った年頃の写真や、お互いの子供の頃の写真を使ってもいいでしょう。
人となりがわかる趣味や仕事の項目
名前や生年月日、血液型、出身地など基本的なプロフィール項目を決めたら、次は、それぞれのキャラクターがわかる内容で質問項目を決めてみましょう。
自分の性格や座右の銘といった項目は、どんな人なのか、中身が伝わりやすい項目です。趣味なども話のきっかけにもなるのでおすすめです。スポーツやアウトドアなら、ゲストで同じ趣味の人も夫婦で誘いやすくなるでしょう。好きな映画やドラマなども、好みの傾向が出ます。
職業もプロフィール項目です。その仕事に憧れたきっかけなどを添えても面白いですね。
自分のことが苦手なら相手への気持ちを書くのもOK
日本人は自己紹介が苦手な人が多い
自分のことを語りたがる日本人はあまり多くありません。シャイな人が多い日本人は、プロフィール作りのような自己紹介が苦手な人も少なくありません。
そんな時は、結婚式という場を味方につけます。自分1人の自己紹介が苦手でも、2人の出会いなど結婚式ならではのエピソードになる項目は、ドラマもあり、ゲストにも興味深い内容になります。相手を好きになったきっかけなどを書けば、新郎新婦もお互いの気持ちを改めて知ることができます。
自分ではなく相手について語ってみよう
自己紹介が苦手でも、結婚するパートナーのことなら話しやすいという場合もあります。相手の好きなところや、お互いの第一印象など、どんな風に相手と出会って過ごしてきたかを伝えてくれるプロフィールは、ゲストから見ても微笑ましいものです。
将来はどんな家庭を作りたいかなど、未来への展望も前向きな門出にぴったり。相手へ伝えたい言葉も人気の項目のひとつです。ゲストやパートナーへ結婚に向けての気持ちが伝わります。
作り方がよくわからなくても、結婚式場でペーパーアイテムがプランに含まれているところも多いので、会場選びの時にチェックしてみましょう。
マイナビウェディング
結婚式場の検索ではペーパーアイテムの有無がアイコンで表示されるので、ひと目でプロフィールや席次表の制作が可能かわかります。無料相談サロンもあり、コンシェルジュが結婚式場探しや準備をサポートしてくれます。結婚準備に慣れている人はなかなかいません。結婚式や準備に悩む新郎新婦の心強い味方です。
祝ってくれるゲストへの想いをこめて
プロフィールは自分たちの紹介というだけでなく、結婚式に足を運んで祝ってくれる人達へ、どんな風に感じて欲しいかがポイントです。きちんとした印象を与える少し堅めの内容だけでなく、明るいものや面白いものも、ゲストを楽しませます。
少人数で行う結婚式なら、手作りしてみるのもひとつの方法です。ペーパーアイテムの材料は大きい文具店やバラエティショップ、画材店などでも取り扱っています。世界でひとつだけの個性的なプロフィールは、素敵な思い出のひとつになるはずです。