結婚式のメインイベントとして行われることが多いケーキ入刀。新郎新婦がふたりでナイフを入れるウェディングケーキのデザインは実に様々です。最近ではケーキ入刀以外の演出もあり、そのバリエーションはますます多岐に渡っています。見ているだけで楽しくなるウェディングケーキは、フォトジェニックな演出にもなります。
タワー型は減少傾向!個性的なウェデングケーキが増えている
ウェディングケーキは「らしさ」の鍵
結婚式の演出はそのカップルらしさが表れます。特にデザインが豊富なウェディングケーキは、バリエーションも多く、自分たちらしさがより出せるアイテムです。
以前はタワー型になった高いケーキが主流でしたが、最近では個性的なケーキを選ぶカップルも増えています。ケーキを特注するカップルも多く、オーダーメイドの世界にひとつだけのウェディングケーキで結婚式に華を添えています。
ウェディングケーキの種類やデザイン、相場などをチェックして、結婚式の参考にしましょう。
会場に合わせたデザインをセレクトしよう
ウェディングケーキの選び方のひとつが、会場に合わせた印象のものを選ぶことです。エレガントなケーキやキュートなケーキ、会場のイメージと合わせると、写真撮影した時にもおしゃれな写真に仕上がります。
また広い会場で招待客が多い場合は、高さがあるケーキなら、離れた席のゲストからも見やすいという点もメリットです。
ウェディングケーキには大きく分けてフレッシュケーキとイミテーションがあります。フレッシュケーキは食べられる生のケーキ、イミテーションは作り物のケーキです。イミテーションではケーキ入刀の時にナイフを入れる部分だけが普通のケーキになっており、食べることを目的としていません。
ウェディングケーキの相場や節約方法
実際にウェディングケーキにかかる費用はだいたいゲストひとりあたり、1000〜1500円と言われています。結婚式の平均招待客数が70人前後なので、一般的にはおよそ7万円から10万円前後かかる計算になり、けっこうな費用となっています。
お料理が得意な人が節約するなら、ウェディングケーキを自作するという方法もあるでしょう。ウェディングケーキなんて難しい!という人はプラン内ではなく、町のケーキ屋さんに外注依頼をする方法もあります。持ち込みについては会場によってNGなところもあるので。事前に確認しておきましょう。
おしゃれでかわいいウェディングケーキのデザイン
切り分けて食べるおしゃれなスクウェア型フレッシュケーキ
持ち込みケーキにも多いのがスクウェア型のフレッシュケーキです。ゲストの皆様に切り分けやすく、小規模な結婚式から大きな結婚式まで大きさの調整もやりやすいタイプです。スポンジやクリームをベースに、旬のフルーツをふんだんに盛りつけたものや、メッセージのデコレーションなども描けます。
リーズナブルな価格のケーキもこのタイプが多いので、予算に悩む時はスクウェア型の値段をチェックしてみましょう。
やはり憧れの定番、段重ねケーキ
ウェディングケーキと言えば、真っ先にイメージが浮かぶのが段重ねの大きな高さがあるケーキ。芸能人の結婚式でもよく見かけるスタイルです。高さがあるので遠くから見えやすく、ケーキ入刀のイベントも新郎新婦があまり下を向かずにすむので、写真撮影も姿勢よく映ります。
最近では定番のケーキ入刀に変わるイベントとして、段重ねのウェディングケーキではソースをかけるドリップという演出もあります。他のケーキでも可能ですが、ソースが徐々に降りていくビジュアルは側面が見えて段差があるケーキの方がより華やかです。
フレンチなら伝統的なクロカンブッシュも
ウェディングケーキには定番のものだけでなく、伝統的スタイルのものがあります。フランスのウェディングケーキ「クロカンブッシュ」もそのひとつ。クロカンブッシュとはシュークリームをタワーのように積み上げたツリー型のウェディングケーキです。
シュークリームを積み上げたタワーに花やフルーツをあしらい、細い糸飴でデコレーションされたこのスタイルは見た目もかわいいと評判です。シュークリームはキャベツを模していて、欧米の赤ちゃんはキャベツ畑からやってくるという言い伝えがあり、そこから子宝祈願の意味も含まれています。
個性派ならオリジナル感にこだわるのもあり
ふたりが好きなキャラクターを使ったデザイン
デザインの自由度を活かして、自分たちの個性にこだわるウェディングケーキも人気です。好きなキャラクターのモチーフで作られたケーキでは、特に人気が高いディズニー。作品が好きな人もディズニーリゾートが好きな人も選びやすく、有名なキャラクターなのでゲストにもわかりやすいのでおすすめです。
特にディズニーはメインのミッキーマウスとミニーマウスだけでなく、ドナルドとデイジー、ダッフィとシェリー、プリンセスシリーズのようにカップルキャラクターが多く、結婚式にぴったりです。
仕事や趣味を利用したモチーフ
仕事や趣味のモチーフもそのカップルらしさを出すデザインに使えます。マジパンや砂糖細工やクッキー、チョコレートなどで、立体的なオリジナルモチーフを作ることができます。例えば美容師さんならハサミなどといった仕事道具のモチーフは見た目にもわかりやすいデザインです。
共通の趣味や出会いのきっかけになった出来事があるなら、そのイメージを取り入れてもいいでしょう。テニスのようなスポーツ用具、カメラなどの機材や道具もおすすめのモチーフです。
また立体的だけでなく、最近ではプリントできるケーキもあります。ふたりの象徴的なワンシーンをケーキにしてもすてきですね。
とりわけ型のカップケーキやドーナッツタワー
積み上げ型はクロカンブッシュ以外にも存在し、最近では採用するカップルも増えてきています。ケーキカットでは断面がきれいになりにくかったり、一部で崩れたりしかねませんが、積み上げ型だとひとつずつ独立しているので、取り分け後もきれいなのが特徴。
カップケーキを積み上げたスタイルやドーナッツを積み上げたドーナッツタワーはポップなデコレーションもキュート。マカロンを使ったマカロンタワーもかわいらしいデザインです。
予算とゲスト、会場がケーキの決め手
ウェディングケーキを選ぶ時のポイントは予算とゲスト、会場になります。自分たちが楽しいだけのケーキより、結婚式はゲストへのもてなしや会場を考慮して予算内で選んでいきましょう。ご年配の方が多い結婚式では目新しさより定番の方がよいこともあります。
シックな会場にポップなケーキもダメというわけではありませんが、統一感があるほうがおしゃれに見えることは多いものです。
遊び心を詰め込めるウェディングケーキ選びは結婚式の準備の中でも、特に選ぶのが楽しいアイテムのひとつ。楽しんで選んでみてくださいね。
ゼクシィ
全国の結婚式場を検索できるウェディング総合サイト。ウェディングケーキを会場掲載のフォトアルバムに掲載している施設も多数。料金プランの枠でケーキの価格の目安も確認できます。