スマホでも気軽にムービー撮影ができるようになり、映像は素人にもとても身近になっています。昨今は結婚式でもよく動画が使われるようになりました。しかし結婚式の演出として、自分達がやろうとすると、何から始めればいいのかわからないと思いませんか。題材選びや編集するための基本を知って、結婚式のためのムービー制作に挑戦してみましょう。
結婚式の定番演出のひとつ「ムービー」に何を流すのか
定番の新郎新婦の紹介映像
ムービー作りで最初に決めたいのが題材です。結婚式でどんなムービーを流したいのか考えてみましょう。定番と言われているのが、新郎新婦のプロフィール映像です。幼少期から大人になるまでを追いかけてくる映像は、成長を見守ってくれた家族や友人達と思い出の再確認にもなります。
素材となる幼少期のムービーがない場合、写真を何枚か用意すればスライドショーを作成できます。スライドショーでは好きな音楽を流したり、ナレーションや字幕を入れるとよりわかりやすくなります。
プロポーズなど馴れ初めを再現
プロフィールムービーと並んで多いのが、結婚に至るまでのドキュメント系ムービー。海外挙式をした人は、国内の披露宴で挙式の様子をゲストに伝えることもできます。最近では早い編集も可能なので、披露宴だけ参加する人のために、結婚式の様子を簡単にダイジェストとして紹介するためのムービーを作ることもあります。同日の場合は新郎新婦が制作するのは難しいため、業者や友人に依頼しておきましょう。また友人に依頼する場合も負担にならないようにしましょう。
国内で挙式披露宴をする人で多いのはプロポーズまでの馴れ初めの再現。本人が出演するだけでなく、有志の友人が新郎新婦役で出演することも。新郎新婦に共通の友人が多い場合などはサークル感覚で楽しい撮影になるのではないでしょうか。
メッセージやパロディで感動や笑いを起こすサプライズ映像
演出として友人の出し物がありますが、ここにもムービーが活用されることもあります。新郎新婦の親戚や友人達がメッセージを伝えていくムービーは、新郎新婦へのお祝いの気持ちがこもった感動的な映像になり、新郎新婦の宝物になるでしょう。
純粋に出し物として楽しませるお祝い動画もあります。コミカルな結婚に絡めた動画はYouTubeなど動画サイトにも投稿されており、ムービー作りの参考になります。傾向としてはその年に流行ったお笑いやドラマなどのパロディが題材となる傾向にあります。
ムービーを自作する方法
パソコンで編集するために必要なもの
どんなムービーを作るのかを決めたら、そのための機材を用意します。動画の編集は基本的に、パソコン、編集ソフト、撮影するためのカメラが必要になります。
プロフィールでスライドショーを作る中で、写真がフィルムやプリントしたものしかない場合、取り込むためのスキャナも必要です。
Windowsでは無料のムービーメーカーを利用する人が多いようです。字幕やタイトル、音楽も入れられるので、編集だけなら十分な機能があります。
スマホやタブレットのみでもムービーは作れる
パソコンやカメラがないという場合、スマホやタブレットでもムービー作成できます。撮影は試したことがあっても、動画編集まではしたことがない人も多いでしょう。しかし、今は無料のアプリも多く提供されています。簡単な動画編集だけでなく、エフェクトなどの機能は、パソコンのソフトよりアプリの方が充実しているかもしれません。
スマホやタブレットのアプリは手軽さもポイント。映像制作の知識が少なくてもセンスのいいムービーが作れるテンプレートも豊富です。
機材を会場に確認!上映に必要なものとは
上映に必要なプロジェクターとスクリーン
ムービーは作るだけでなく、上映することを考慮しなくてはいけません。大勢の人に見せるには大型モニターか、スクリーンとプロジェクターがある、上映環境が揃った会場が必要になります。
また、ここで注意したいのは、再生対応するメディアです。パソコンやスマホで制作したムービーは動画ファイルですが、会場の設備が動画ファイルに対応しているとは限りません。会場でどのような上映環境が用意されているか調べておきましょう。
機材がない場合は持ち込みできるかも調べよう
動画ファイルで再生できない場合でも、DVDデッキがあるならオーサリングソフトを使って動画ファイルからDVDにすれば再生可能です。DVDへのライティングは相性もあるので、事前に打ち合わせをした時にライティングしたものを試しに再生させてもらえれば安心です。
上映のための機材がない場合、プロジェクターなどの機材を持ち込み可能かをまず確認しましょう。持ち込めるなら所有していない場合でもレンタルで対応できます。
また、フロア一部貸し切りなど、会場によって音出しがNGになっている場合もあります。
ムービー上映をしたい時は会場に早めに相談しましょう。ここで、ムービーの情報収集にも役立つサービスをご紹介します。
ゼクシィ
ムービーは会場によって上映できるかも違います。式場選びだけでなく、ムービーなどの演出やブライダルフェアの掲載もされています。演出を考えながら式場を探したり、ブライダルフェアで結婚式のイメージを広げてみてはいかがでしょう。
オリジナル感あふれるムービーで記憶に残る結婚式に
挑戦してみて、自分達には難しいかな?と思ったら業者にお願いするという方法もあります。結婚式のムービー制作を中心に行っている会社もあるので、チェックしてみましょう。
自分達で作ったムービーもプロとはまた違った味わいがあります。自作でも業者への依頼でも、そこにあるのは自分達の結婚式のためのオリジナルムービー。どちらにしても新郎新婦だけでなく、ゲストや家族にとっても大切な思い出のひとつになるのではないでしょうか。