結婚式は新郎新婦やスタッフだけでは成り立ちません。仲人やスピーチ、司会や受付と、どこまでプロに頼むかの差はあっても、ゲストの力を全く借りずに行うということはあまりありません。では、何かをお願いした時に、協力してくれたゲストに対して、どんなお礼をすればいいのでしょうか。結婚式を挙げるなら、ゲストに贈るお礼を考えておきましょう。
結婚式には友人の協力も多い
式場スタッフだけではないお手伝い
結婚式では式場のスタッフだけではできない催しがあります。内容によってはプロに頼むことができるものもありますが、ゲストや身内に頼む必要があるものも少なくありません。
ゲストは本来おもてなしされる側でお祝いの気持ちで参加してくださる人たちです。何かを頼む時には気遣いがかかせません。それなりに負担をかけることは考慮しておきましょう。
お願いするものは受付、余興、スピーチなど
主にお願いするものとしては受付、余興、スピーチです。特に受付はお金を扱うため、人選にこだわる必要があります。人柄的に信頼できるかももちろんですが、きっちりして、お金の管理に向いているだけでなく、ゲストと最初に顔を合わせる立場になるため、大人のマナーを備えた人がベストです。またそういった条件が揃っても、遠方の場合、早めに来なければいけない受付は負担になるので、避けたほうがよいでしょう。
余興やスピーチもお願いする時には準備や時間を割くので、それなりに負担はかかります。
司会をお願いするケースもありますが、司会はプロの人に依頼するのも一案です。
協力してくれた人にはお礼を用意
負担をかけるのですから、協力してくれた人にはぜひお礼を用意しましょう。中には断る人もいますが、その場合も何か後ほど何か贈るのもいいでしょう。
通常ではどのようなお礼を用意すればいいのでしょうか。
失敗しない!協力してくれた人へのお礼の相場
お礼には現金がおすすめ
お礼はやはり現金が一番です。準備にあたり何かしら出費している可能性もありますし、物品はよほど趣味を把握していないとミスマッチということもありえます。
また厳密にはお礼とは少し違いますが、遠方から来てくれた人に対しては感謝を込めてお車代としてのお礼を用意しておきましょう。
受付の相場は3000円から5000円
金額にはそれぞれ相場があります。例えば受付であれば、3000~5000円が相場となっています。司会やカメラマンのようにプロに頼むようなことをお願いする場合には1万円から3万円程度が妥当でしょう。
余興については余興の内容にも左右されます。通常であればハネムーンのお土産や数千円程度でいいですが、プロとして働いている人がその技を披露してくれたり、セミプロクラスになってくると1万円以上で考えておくといいでしょう。
子供のお手伝いにはおもちゃや本のプレゼントで
お手伝いをしてくれるのは子供もいます。親戚の子など小さい子供が出席するなら、自分の役目があることで、子供も退屈せずにすむので、フラワーガールや指輪を運ぶ役をお願いするのもおすすめです。
子供のお礼は現金というわけにはいきません。絵本やおもちゃなど子供が喜ぶものを用意しましょう。またお子様連れの出席者は荷物がかさばりがちです。通常でも引き出物などで結婚式帰りは荷物が増えるので、車で会場まで来ている人以外は、お子様へのプレゼントはかさばりにくいものがいいでしょう。
お礼はどんな風に渡せばいい
お礼を入れるのはぽち袋でもOK!
お礼はご祝儀袋を用意する必要はありません。そっと手渡すことも多いので、大きいご祝儀袋よりぽち袋がおすすめです。ぽち袋には御礼と書いて、依頼した方の名前か、もしくは両家の名前を入れておきます。
お車代の場合は紅白のご祝儀袋でお車代と書いてお渡ししましょう。
お礼を渡すのは両親が定番
お礼を渡すなら本来は自分で感謝の言葉と共にお渡ししたいものですね。しかし結婚式当日はかなり新郎新婦は忙しく、時間がゲストと合うとは限りません。渡しそびれたりといった失敗を避けるためにも、お礼を渡すのは両家いずれかのご両親が担当することが多いようです。
ご両親が面識あるなら安心なのですが、当日になってご両親が誰にお礼をするかわからなくなってしまわないよう、わかるようにしておくといいでしょう。
お礼を渡すタイミング
お礼を渡すタイミングは両親のあいさつ回りの時がいいでしょう。それぞれの引き受けた役目も一段落終えているのでお礼の言葉と感想も添えられます。
多くの人にお渡しするので大変になるのなら、受付に関しては受付前か終了してすぐのタイミングでもOKです。忙しい受付の最中などは避けた方がいいでしょう。
協力してくれた人に感謝を込めて
結婚式は新しい夫婦のお披露目です。その会に出席してくれるゲストをお祝いするために協力してくれた人たちには感謝と礼を尽くしましょう。
当日参加できないけれど、ウェルカムボードなど作るものを協力してくれた人や、お祝いをいただいた人には内祝いも忘れないようにしましょう。ゼクシイでは内祝いの予約も可能です。
【ゼクシィ】
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