結婚式はお金がかかるものだということは常識ですが、できるだけ費用を抑え、その分のお金を新婚旅行や新生活準備に充てたいというのが新郎新婦の本音ではないでしょうか。お金をかければかけるほど良い式になるわけではありませんが、出すべきお金を削ってしまうとちょっと残念な式になってしまう恐れがあるのが難しいところです。本記事では、結婚式の質を下げずに費用を抑えたいカップルのために、式の節約ポイントをご紹介します。
結婚式場の割引プランを利用する
結婚式場側は様々な割引プランを用意しています。割引プランを上手に利用すれば、数十万単位で節約することも十分可能です。たとえば、式場によっては仏滅割引サービスを設けてところもあります。一般的に縁起が悪いとされている仏滅は結婚式の日取りとしては避けられがちですが、仏滅挙式に何か具体的な問題があるわけではありません。六曜は気にしないと割り切り、あえて仏滅の日を選んでコストカットするのも賢いやり方です。
また、ブライダルフェアに行った際にその場で契約すると大幅な割引が受けられるところもあります。フェアに行く前に本命の式場を絞っておき、問題がなければその場で契約してしまうのも一つの方法です。もっとも、即決して割引を受けたはいいものの、後から問題点が出てきたというのでは意味がありません。当日契約を考えている場合は、事前に十分下調べをしておくことをおすすめします。
その他、直近で式場が空いている日に挙式を契約すると、直前割引を受けられることも。式場としては、稼働できない状況を避けるため、空いている日には積極的に予約を入れたいのが本音です。挙式までの日数が短いと準備が大変なのは否めませんが、忙しくなってもいいから節約を優先したいというカップルにはおすすめです。
削るところ・奮発するところのメリハリをつける
結婚式の費用を節約したいと思ったとき、真っ先に考えつくのが「引き出物や料理、テーブル装花のグレードを下げる」というものです。確かに、ゲストにかかる費用を下げるのは最も手っ取り早いコストカット方法ですが、ゲストの満足感を顧みないやり方は考え物です。料理や引き出物のグレードを下げれば、内容が寂しくなるのは避けられません。ゲスト側も「お金をかけていないな」と気づいてしまうでしょう。
ケチることと節約することは似て非なるものです。「来て良かった」と思ってもらえる式にするには、ゲストにかかる費用は絶対に下げないことが鉄則です。コストカットの余地があるのは、衣装や演出など自分たちにかかる費用です。結婚式は新郎新婦が主役ですから、費用を節約するのは抵抗があるかもしれません。ただ、ゲストにかかる費用を節約できない以上、自分たちにかかる費用でコストカットするしかないのです。
費用を抑えた上で満足のいく式にするには、奮発するところと節約するところのメリハリをつけることが大切です。披露宴でゲストに楽しく過ごしてほしいから、お色直しはせず浮いた費用を演出に回す、装花に凝りたいからスナップ写真の撮影は家族に頼むなど、こだわりたい部分を絞り、抑えられる部分と調節するのがコツです。
節約の王道!手作りをがんばって経費節減
結婚式は凝れば凝るほど費用がかかるものです。理想通りの式にしようと思えば費用は天井知らずになります。理想の実現と節約を両立させるために、必要な物を自分たちで手作りするのも一つの方法です。
たとえば招待状や席次表などのペーパーアイテムは自作が十分可能です。プロフィールDVDや各種ムービー、スナップアルバムなどもプロに依頼すれば高額の費用がかかるところですが、制作ソフトなどを利用すれば自分たちでも作ることができます。その他、ウェルカムボードやリングピロー、会場の飾り付け、ドレスやアクセサリーなどの小物類も手作りできるところです。
業者に依頼すれば手間も省けクオリティの面でも安心ですが、やはり費用がかさみます。ただでさえ忙しい結婚準備期間に手作りのための時間をとるのは大変なことですが、節約したいならやはり手作りがいちばんです。節約に有効なだけでなく、手作りアイテムにはオリジナリティがありますし、愛着も湧くものです。一生に一度の機会なのですから、無理のない範囲で手作りをがんばってみてはいかがでしょうか。プラコレWeddingなら、挙式を終えた花嫁さんたちのウェディングレポートが豊富に紹介されています。アイテムなどを手作りするヒントになるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
理想通りの結婚式を実現しようとすると費用が天井知らずになってしまいます。理想の実現と節約を両立させるために、まずは結婚式場の割引サービスを利用することを検討してみましょう。結婚式に不人気な仏滅の日の仏滅割引や挙式の日にちが迫っている場合の直前割引を利用できることもあります。
料理や引き出物のランクを下げてしまうと、ゲストに満足していただけない恐れがあります。費用を節約する際は、ゲストにかかる費用には手をつけないのが鉄則です。ムービーやアイテムなど、自作できるものは業者に頼まず、自分たちで作ることをおすすめします。奮発したいところと節約するところのメリハリをつけ、オリジナリティある結婚式を作り上げていきましょう。
結婚式場の予約は何ヶ月前にしておくべき?理想の挙式のカタチ次第?