試食会、ドレス試着会、結婚式場見学、結婚式見学などブライダルフェアは新郎新婦様にとって、とても有意義で楽しいイベントです。しかし、デートの延長線上で臨むのは必ずしもいいことばかりではなさそうです。その場の雰囲気がよかったからという理由だけで契約してしまうのは危険なことも。ブライダルフェアに出席した場合の注意すべきポイントについてお伝えします。
ブライダルフェア~当日の本契約は危険?
ブライダルフェアでは、結婚式場の見学から、試食会、ウェディングドレスの試着などのイベントでは、ウェディングプランナーさんが一緒です。素晴らしいウェディングプランナーさんに出会えた場合、ブライダルフェアの帰りにはとても寂しくなるほど感動する場合もあります。また、ブライダルフェアは真剣にのぞめばのぞむほど疲れるという面も持っています。一生に一度のことですから、当然だと言えば当然です。
- 素晴らしいウェディングプランナーさん
- ブライダルフェアって思ったより大変
- これ以上感動する結婚式場はないかも
結婚式場について、ある程度イメージを持つことは大切です。しかし、そのイメージになんとなく見合った結婚式場を紹介され、ゴージャスな装飾、センスのあるテーブルウェアなどに出会うと妥協しがちになります。さらに、ウェディングプランナーさんはこんな戦略を練ってくることも。
- こちらの料金は割引後のお値段で、今がお得なんです。
見積時に提示された金額について、今が割引中だと言われれば、心理的に急いで契約しないと損するかもと思いがちです。しかし、慌てて本契約をするとキャンセル料が発生することも。
まずは仮契約から
どんなにその日のブライダルフェアが感動したからと言いましても、ブライダルフェアの時に本契約するのは避けたほうがよさそうです。イメージとしては、初めての○○というイメージでしょうか。初めての豪華フレンチディナーなどですね。その時に素晴らしければ、これだけ感動したのだからここでいいだろうと思いがちです。
しかし、数日すればあの時の感動は普通のものになります。さらに、次の週に別の豪華フレンチレストランに行くなどした場合に、前回よりも上回る出来栄えであったりすれば、やはりこちががいいとなるはずです。
本契約しているとキャンセル料なしではキャンセルできないようです。一般的にブライダルフェアに参加するのは1年くらい前で、本契約するのが半年ほど前でOKなのです。せっかくブライダルウェディングでいたれりつくせりしてもらったのだから、本契約しないと申し訳ないと思いがちです。しかし、1年前から契約してしまった場合、その後何があるか分かりません。そのため、まずはいくつかの結婚式場で仮契約をしておき、ぎりぎりの期限で本命を決めるのが安全です。
さらに、本契約してしまうと値引きもしてもらえなくなります。値引き交渉をすることも含めて仮契約から始めるのがいいようです。
ブライダルフェア~見積の内訳まで提示してもらおう
ブライダルフェアは、いくつも参加できますが、1か所の結婚式場のブライダルフェアに2、3回も行くことはしないでしょう。そのため、1回のブライダルフェアでの見積は大切になってきます。大体の金額を提示してもらえばいいかなと思いがちですが、それは危険です。例えば、消費税について、税抜きで提示されている場合でトータルが300万の場合は24万円が加算されていないことになります。
また、ウェディングドレスについても、ベーシックな場合での料金で提示されている場合が多いようです。お料理に関しても、ランクUPする前の料金で提示されがちです。
ランクUP~オプション料金込みの見積を出してもらう
もし、ベーシックな部分だけの料金提示しかされていない場合、こちらについて、ランクUPした場合のオプション料金も、ベーシックプランと一緒に出しておいてもらうと便利です。
- ウェディングドレス
- お料理
- 生花などのテーブルウェア
- 結婚式場のアイテム:オルガン、バイオリン、聖歌隊など
- ドリンクやドルチェなどのオプション料金
など
ベーシックとオプション込みのベーシックの両方を見積時に提示してもらうことで、結婚式場によってそれぞれの結婚式場がどの部分にコストをかけているのかが分かります。トータルの金額は同じでも、内訳が違うことで結婚式全体が違って来るかもしれません。
さらにお料理に関しては、同じフレンチでも和食でも、ブライダルフェア時に提供されたお料理がベーシックなものなのか、オプションはどうなっているのかも確認しておきましょう。メニューをもらっておくのもマストです。また、お料理に関しては、ホテルでもレストランでも試食フェアのある日を選ぶようにしましょう。
ホテル婚は一般的に高めです。その中にはいろいろなベーシック内容込みのプランが提示されています。トータル金額として、ゲストハウスやチャペル付属のレストランと同じ金額だったとしても、お料理はゲストハウスやチャペル婚の方が美味しかったりすることも。ドルチェが美味しいところはお料理も美味しいようです。
持込み可能かどうかも確認しておくこと
ブライダルフェアでは、ウェディングドレス、ブーケ、カメラマンなどの持ち込みが可能かどうかも確認しておきましょう。提示してもらった見積書の中身について、節約していく場合、ウェディングドレスやカメラマンを持ち込みにすればホテルや結婚式場付属のウェディングドレスやカメラサービスよりも安くなり、大きいところでは半額ほどになる場合も。
ゼクシィによると、ウェディングドレス、カラードレス、タキシードの相場はこちらになっています。
- ウェディングドレス:26万ほど
- カラードレス:24万ほど
- タキシード:17万ほど
ブライダルフェアでも、相場感としてこれくらいの値段を見積りされるかも知れません。心理的には相場はこうだと言われると、それ以下で考えることは何となくケチっていると思われないか、結婚式の準備においてウェディングプランナーさんとぎくしゃくしないかなど思いがちです。
しかし、節約するのもコストをおさえるのも新郎新婦様の自由です。安いドレスをレンタルすればコストがおさえられますが、持込みができないとなれば高いままになるわけです。ドレスよりもゲストのために食事をベーシックプランにオプションをプラスして、ドレスは持ち込みにするなどする方法もできそうです。
カメラマンやアルバム代は結構高い?
結婚式において、写真関係もかなりのコストを占めているアイテムです。ゼクシィによると、スナップ写真は23万、ビデオ作成は19万、別撮りは16万ほどなのだそうです。そこへアルバム作成代が2万円くらい入ってくれば、トータルで60万くらいにまで膨らんでしまいます。
しかし、持込み可能なら、撮影が上手なカメラマンを友人知人に頼んだり、アルバムは写真館のお得な単行本くらいのミニチュアにするなど工夫すればかなりコストが削減できそうです。
ブライダルフェア~コストとにらめっこすることがポイント
お金、節約とばかりいえば、100年の恋も冷めてしまうかも知れません。しかし、いい意味にとればやりくり上手な新妻となるわけです。交際して間もないスピード婚なら、特にガメツイ感が出てしまうのを嫌い、結婚式場の進められるままに契約しがちですが、まずは仮契約が可能かどうかを確認し、数社を比較して最高に気に行ったところで結婚式を挙げるようにするのがポイントです。楽しむことはもちろん大切ですが、コストのこともお忘れなく。